なぜ今あなたが切迫流産・切迫早産になっているのかについて、原因がはっきりとわかるケースは多くありません。実際に早産になった方の原因を探っても、50%は不明だと言われています。
切迫流産・切迫早産・の症状としては、『原因不明の出血』と『原因不明のお腹の張り』が最も多く、「なんでかわかんないけど安静にしてたら出血が止まったから安静も解除になった。」という『原因不明の出血』はよく聞く話ですし、私の第一子妊娠の際のように「なんでこんなに頻繁にお腹が張るんだ?」「ま、体質だろうね。」と 『原因不明のお腹の張り』 だということで片付けられていたところ、後になって子宮の奇形(単角子宮)だったことが判明した例もあります。
(詳しくはblog「切迫流産・切迫早産 入院体験記」をご覧ください!)
・絨毛膜羊膜炎 又はB群溶連菌などの感染症やクラミジアなどの膣炎 |
卵膜・羊水が細菌に感染し炎症を起こしている状態のことです。 最近になって切迫早産になる原因として注目されており、原因不明といわれる切迫早産の多くはこのためではないかと考えられています。 前期破水になる原因としても密接な関係があると考えられています。 (・絨毛膜羊膜炎をご参考ください。) |
・子宮頸管無力症 | お腹の張りがなくても子宮口が開いてしまい、破水→出産という経過をたどるケースです。 (・子宮頸管無力症をご参考ください) |
・子宮の異常 (子宮奇形・子宮筋腫など) |
程度にもよりますが、一般的に流産・早産をおこしやすいと言われています。 |
・異常妊娠(妊娠中毒症、など) | 妊娠中毒症の場合、安静にすることで血圧が低下し、血液が子宮や腎臓にいきやすくなり赤ちゃんの発育が良くなります。 (妊娠中毒症をご参考ください) |
・母体合併症(心臓血管系疾患、など) | リスクを避けるため、安静を命じられることが多いです。 |
・母体年齢 | 高齢であればあるほどリスクが高いです。 |
・喫煙 | 喫煙は胎盤への血液の循環を妨げます。喫煙者は赤ちゃんは大きくても胎盤が小さいからすぐにわかると、助産師さんが言っていました。 |
・妊娠分娩既往症 | 過去に後期流産・死産・早産の経験があるケースです。 |
など |
・多胎妊娠 | 母体への負担が普通よりも大きくなります。妊娠後期には子宮口が開き気味になるためできるだけ安静にし、30週前後から管理入院になるケースが多いようです。 (多胎妊娠をご参考ください) |
・羊水過多症、羊水過少症 | 早産を引き起こしやすいため、注意が必要です。(羊水過多症をご参考ください) |
・前置胎盤 | 前期破水や早産を引き起こしやすいため、安静を命じられることが多いです。 |
など |
・天気、月の満ち欠け | 私が入院している間、たくさんの急患が運び込まれてきたのは、台風の夜と満月の夜。満月が近づいてくると「また急患が多くなるね〜」と助産婦さん達とよく話したものです。満月が近づいてくるにつれ、新生児室の赤ちゃんの数が段々と増えていくのが目に見えてわかりました。 月の引力が作用するとかしないとか。女性の生理周期も月の周期とおなじ28日だし、何か神秘の力が隠されているのかも。気をつけましょう。 |
年末年始、夏休み、大型連休の後 | イベントが多くて疲れちゃう人が多いんでしょうね〜。この時期病院も休日シフトなのに運ばれる人が多くて、看護師さんたちは大変そうでした。 無理は禁物です。 |
など |