最近話題になっている、ココナッツオイルでのオイルプリング。
ココナッツオイルやセサミオイルなどを口に含んでぶくぶくうがいをすることで、病気を予防・改善する効果があるといわれている健康法です。
このオイルプリングが、早産の予防・対策に大きな効果を発揮すると今注目を集めています。
詳しくはこちら、白澤卓二先生監訳「ココナッツオイルプリング」に書かれていましたのでご紹介します。
ココナッツ・オイルプリング | ||||
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歯周病・歯肉炎が切迫流産・切迫早産の原因かも。
最近の研究で、ママの歯周病や歯垢など口の中の健康状態が原因で、切迫流産・切迫早産になるのではないか、という報告がなされました。
アメリカの調査によると、早産児や低出生体重児の母親は、歯周病の罹患率が非常に高く、歯周病のある妊娠中の女性は、早産児や低体重児を出産する確率が疾患のない人の7.5倍になる、というデータが出ています。
つまり、歯周病にかかっていると、早産になる確率が7.5倍!ということなんです。
これってすごいデータだと思いませんか?
もしかしたら、原因不明の切迫流産・切迫早産の原因が、ママの歯周病かもしれないんです。
どうして歯周病が切迫流産や切迫早産の原因になるのでしょう?
ママのお口の中の細菌や歯周病を起こす細菌は、妊娠中の羊水に入り込むことがあるんです。
羊水が細菌に感染すると、早産の確率が高まってしまうことはみなさんもご存じのことと思います。
切迫だと診断されてから、病院で膣や羊水の炎症値を調べている方も多いのではないでしょうか。
つまり、お口の中の細菌が何かの原因で血液中に入り、血液から羊水に入り込むことで羊水が汚染され、それが原因で切迫流産・切迫早産になる、ということなんですね。
上で紹介したココナッツ・オイルプリングによると、
ニューオーリンズ市チューレーン大学の研究では、3件の臨床研究から歯の治療によって低体重児出産の割合を57%引き下げることができ、早産は半分に減少した。
と書かれています。
つまり、歯周病や歯垢・歯肉炎などを治したら、早産が減った、ということですよ!これってすごいでしょ!
妊婦さんの60-75%が歯肉炎にかかっているというデータもあるので、逆に考えれば、歯周病や歯肉炎を治せば、早産を回避することができるかもしれない、ということになりますね!
今からでも遅くはありません!切迫を治すために、歯垢・歯周病・歯肉炎などお口のケアを始めてみませんか?
妊婦さんでも安全にできるお口ケア。オイルプリング。
オイルプリングとは、ココナッツオイルやセサミオイルなど新鮮な植物オイルを口に含んでぶくぶくとうがいをする健康法です。
オイルをぶくぶくと口の中で泡立てると、口の中にいる細菌の細胞膜にある脂質とオイルがくっつきあって最近を引っ張り出して(=Pulling)くれます。
こうすることで、口の中の細菌の数を減らし、細菌と戦う体の負担を減らすことでからだの免疫機能を高めてくれる健康法です。
切迫妊婦さんにとっては、切迫流産・切迫早産を治せるかもしれない希望の健康法だと思います。
オイルプリングの方法・やり方は、まず酸化していない植物オイルを準備します。
最近、ダイエット効果や痴呆の予防になると話題になっているココナッツオイルが人気ですが、ココナッツの臭いが気になるという妊婦さんには、無臭でサラサラしているセサミオイルがおすすめです。
>>今人気のココナッツオイル
エキストラバージンココナッツオイル 474ml | ||||
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>>匂いが駄目、という妊婦さんには無臭でサラサラ・水のようなセサミオイルがおすすめ。
オイルを準備したら、大さじ2/3~1杯を口に入れてぶくぶくと口の中で泡立てます。
唾液と一緒にくちゅくちゅと押したり引いたりしながら15-20分間ぶくぶくしたら、ティッシュにオイルを吐き出して終了です。
これを1日1回続けます。1日のうちいつやっても大丈夫なのですが、1日の中で一番口の中に細菌が多い朝一番にするのがおすすめですよ。
注意点としては、オイルプリングをした後のオイルは絶対に飲み込んではいけません。
オイルプリング後のオイルには、口の中から出てきた細菌がいっぱい含まれているので、これを飲んだら元も子もありません。
また、オイルプリング後のオイルを流しや排水溝に流すと環境的にもよくありませんし、とくにココナッツオイルなどは排水管で凝固してしまいますので、排水溝には流さずティッシュに吐き出してごみ箱に捨てるようにしてくださいね。
オイルプリングについてはこちらのサイトが詳しいですので、参考になさってください。
興味のある方は、白澤卓二先生のこちらの本も読んでみてください!
ココナッツ・オイルプリング | ||||
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