単角子宮とは

このサイトをご覧いただいている皆さんにはもうお分かりだと思いますが、私の子宮は「単角子宮」です。

単角子宮とは、子宮の奇形の一つで、「子宮が普通の人の右半分か左半分かのどちらかしかない」状態のことです。
単角子宮

つまり人の半分の子宮しかないってことです。
卵管もどちらか一方しかありません。
卵巣は両方にある人と片方しかない人に分かれるらしいですが、私の場合は子宮と卵管は右半分しかありませんでしたが卵巣は両方にあります。

子宮は胎児の時に左右2本のミューラー管が合わさって形成されます。
上の部分(下図B)は左右に別れて卵巣と卵管に、下の部分(下図A)は結合してひとつの子宮と一本の膣になるのですが、その際にうまく発達できないと膣や子宮が無いという状態になったり、左右のミューラー管がうまく合わさることができないと、双角子宮や中隔子宮になったりします。

単角子宮は、ミューラー管が1本しかない場合、またはミューラー管は左右にあったもののどちらか一方が発達しなかったと考えられています。

ミュラー管

 

自分が単角子宮だと知ったのは、第1子レモンを出産して第2子を望んでいるのになかなか妊娠せず、思い切って不妊治療を始めてからのことでした。

不妊治療の最初のステップとして、子宮のレントゲン(卵管造影検査)を撮ったんですね。レントゲンを一目見て先生が「単角子宮や~!」と。

私がそうであったように、単角子宮を含めて子宮の奇形というのは人と同じように生理も来るし全く知らずに今まで過ごしている人が多いのです。
不妊治療のために検査をしたり、流産・早産を繰り返したために検査をしたりしないと判明しないことがほとんどのようです。

双角子宮やその他の子宮奇形では、外科的な手術で治療できる場合もありますが、単角子宮は手術はできません。

単角子宮についてまとめました。こちらも参照してください。

>>単角子宮ドットコム

単角子宮の流産・早産

単角子宮の場合、子宮が人の半分しかないわけですから、絶対的に子宮の容量が少なく、赤ちゃんが大きくなるスペースがありません。
よって、まだ赤ちゃんが小さい段階で子宮が満杯になり、限界に達した子宮はまだ未熟な赤ちゃんを出産しようとしてしまいます。つまり、流産・早産の傾向が強いということです。

単角子宮の不妊治療ただし、単角子宮にもいろいろあって、容量の大きな単角子宮もあれば、とても小さな単角子宮まであるんだそうです。
子供を3人も産んだ方が、その後子宮筋腫を患い子宮を摘出して初めて単角子宮だと判った方もいるとか。
また一方では、習慣流産で悩んでいる方も多数いらっしゃるのも現状のようです。

また、単角子宮の妊婦さんの中には、妊娠中は問題がなくても、いざ出産という時になると陣痛が微弱で難産になったケースも報告されています。
私は不妊治療をするに当たって、医師から「妊娠した後の計画をご家族とよく話し合っておくように」と言われました。

単角子宮だと分かって妊娠した場合、妊娠の初期から安静にしなければならないからです。妊娠後、上の子のお世話はどうするか、家事はどうするか、ママが長期入院したらどうするか、よく考えなさい、ということなのです。
まさに『単角子宮に安定期はない』ですね。。。。。
単角子宮についてまとめました。こちらも参照してください。

>>単角子宮ドットコム

単角子宮の不妊治療

私が単角子宮だと知ったのは、第1子レモンを出産して3年。
第2子を望んでいるのになかなか妊娠せず、思い切って不妊治療を始めました。そこで単角子宮だと初めて知ったのです。

前述したとおり、単角子宮が流産・早産の危険性が高く、切迫流産・切迫早産の管理が重要になってくることはよく認知されていますが、単角子宮が不妊の傾向にあるのかどうかについては、あまり情報がありません。
不妊治療の本を読んでみても、「子宮奇形」は習慣流産の原因として取り上げられているものの、子宮奇形そのものが不妊の原因になるのかについては、深く取り上げられている本はありませんでした。(もしもそういう文献があればぜひ拝見したいのでご一報ください)。本によっては「単角子宮」という言葉すら出てこない本もあります。

たとえ、子宮の奇形(その中でも単角子宮)と不妊との関係について触れている本があったとしても、
「単角子宮はほとんど妊娠しません」と言い切っている本もあれば、
「子宮の奇形が不妊の原因になることはありません」としているものまで本によって意見はバラバラ。どれを信用していいのか、さっぱりわかりません。

子宮奇形だと判明している方の不妊治療の方法としては、

  1. 不妊治療の方向性としては、一般の方と同じ。卵胞その他の条件を整えながら、タイミング治療→AIH→体外受精
  2. 治療を続けても妊娠しない場合、また流産を繰り返す場合などは原因が子宮奇形にあると考えて、できる場合は子宮形成術(手術で子宮の形を直す)を行う。

という順番です。しかし残念ながら単角子宮は子宮形成術で直すことはできないのです。

不妊治療をすると、どうしても多胎妊娠の可能性が高くなりますが、子宮奇形の場合、多胎妊娠はできれば避けたいところです。ただでさえ、子宮奇形ということでリスクが高いのに、多胎妊娠になるとさらにリスクが増すからです。

私の場合医師と相談し、HMGを打つ回数を制限し卵胞が必要以上に多くできないようにしていました。
子宮奇形であることをキチンと医師に告げて、治療に向き合うことが必要かと思います。