切迫流産・切迫早産・その他妊娠トラブルによる安静の場合、その目標ははっきりしています。
そうです。それは「赤ちゃんが産まれるまで」が最終目標なんです。

切迫流産・早産の目標

たとえ、私のように出産までずーっと安静にしなければいけなかったとしても、安静生活は数ヶ月で終わるわけです。一生続くことはありません。

数ヶ月のあなたの努力で、赤ちゃんは人生をフライングすることなくスタートできるのです。赤ちゃんが持って産まれる体は一生ものです。
その赤ちゃんの一生のスタートのために、あなたの一生のうちのほんの数ヶ月を分けてあげてください。お願いします。

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最終目標は 37週0日!

ただ、「赤ちゃんが産まれるまで」といっても、それは出産予定日(妊娠40週0日)までということではありません。妊娠37週0日から妊娠41週6日までを 『正期産』 といい、正期産の間に分娩になるのが、赤ちゃんにとってもお母さんにとっても好ましい状態だと考えられています。
出産予定日(妊娠40週0日)というのは妊娠週数を決めるひとつの目安であって、予定日に分娩しなければいけないいう意味ではないのです。

切迫早産の原因によっては、正期産(37週0日)に入るとすぐに帝王切開で出産させてしまうケースも多いですし、ウテメリンなどの子宮収縮抑制剤の投与も37週をもって終了になるケースが多いです。ただし、胎児が小さいなどの理由でもう少し妊娠を継続した方がいいと判断された場合はこの限りではありません。

というわけで、切迫流産・切迫早産によって安静を命じられたあなたの場合、妊娠期間の最終目標は出産予定日ではなく、 《37週0日》 としてよいのです。
この日を過ぎれば既に正期産ですから、早産ではありません。また、胎児の状態も37週になれば問題ありません。

「予定日より2週間も早かった。」なんてよく言われますが、私に言わせれば「思いっきり正期産やん!ちっとも早くない!」と突っ込みたくなります。

下の表は赤ちゃんの状態に基づいて一般的に言われている、早産治療の目標指針です。

第1目標 妊娠28週(1000g)
第2目標 妊娠30週(1500g)
第3目標 妊娠34~35週(2000g)赤ちゃんが自分で呼吸できる
最終目標 妊娠36~37週(2500g)赤ちゃんが体温調節できる

一般的に妊娠34~35週を過ぎると、赤ちゃんは呼吸が自分で呼吸でき、36週~37週で体温調節機能も整うとされています。37週までいければ最高、それがだめでも34週であれば十分合格点です。頑張りましょう!

出産したら、赤ちゃんと一緒にハッピーになれる!

私が切迫流産・切迫早産で入院していた病院は、産科と婦人科が同じ病棟だったので、入院生活が長くなってくると自然と婦人科のおばちゃん達とも顔見知りになっていました。

婦人科の常連のおばちゃん達と仲良くなったある日、おばちゃんの1人が私にポツリと言ったのです。
「いいよ、あなたは。今辛くても、いつ退院できるかっていうことがわかっててね。私達はいつまでここにいたらいいのか、わからんもんね。」

そうです。切迫流産・切迫早産は終わりのある病気です。
しかも、無事に産まれさえすれば、赤ちゃんと一緒に幸せな普通の生活に戻れます。他の病気で安静・入院している人たちとは大きく違うんです。

今辛くても、終わりがきます。だから頑張って乗り越えて!
一つ一つ目標とする週数をクリアして、少しでも長くお腹の中で赤ちゃんを育てられるよう、頑張りましょうね!